2025.05.21
ミニアチュールzero 2025【第11回F0公募展 ミニアチュールzero 2025】審査員発表!
みなさんこんにちは。
2025年5月も半ば過ぎとなりました。
さて。5月31日は何の日ですか?
そうです。
【第11回F0公募展 ミニアチュールzero 2025】の作品応募締め切りの日です。
年々遅くなっているなぁと思いつつ、日々の仕事をこなすことに精一杯のアートショップ彩画堂店主伊山小枝子が毎年お送りするこの審査員発表。
一部界隈では超絶人気だという噂のコーナーなんですが、本当ですか。
今まで一度もお叱りを受けていないのが信じられません。本当にいいのでしょうか。
といいながら全く反省の色も見せず、みなさまの心の広さに今年も甘えてみます。
どうぞよろしくお願いします!
阿部陽子氏 (9回目)

版画家―岩手大学特設美術科卒業 専攻科修了(版画研究室)
ケルン美術大学(ドイツ)に留学
2000年 「舟越直木・阿部陽子」展(岩手の芸術家シリーズⅦ) 萬鉄五郎記念美術館
2016年 「阿部陽子展」 いわて啄木賢治青春館
他、個展・グループ展など多数
国画会会友優作賞・岩手芸術祭賞・岩手芸術選奨受賞
現在、岩手芸術祭版画部門審査員を務める。盛岡市在住
登山を愛好―(公社)日本山岳会岩手支部長、盛岡RCC会員
(公財)日本スポーツ協会公認山岳コーチⅠ
2014年~IBCラジオ放送「いわての山トレッキングガイド」
岩手の山の魅力を浅見アナとのトークで紹介する。
(毎週土曜の朝6:45~7:00)
著書「岩手の山150」
《伊山からのコメント》
連絡をするといつもどこかの山の上にいらっしゃる。
審査中はきびしーい意見がバンバン飛んできますが、それもこれも美術への愛が深い証です。
美術を取り巻く全てのモノへの熱意は山に登る情熱と相まって雪山すら一瞬で夏の山にしそうな熱さの陽子氏。不動明王の如く背後に炎が見えるのは私だけではないはずです。
平澤広氏 (3回目)

萬鉄五郎記念美術館長
1959年、花巻市東和町土沢生まれ。
萬鉄五郎記念美術館の学芸員として36年間勤務。2022年から同職。学芸員時代は150以上の企画展を手がけ、代表的な展覧会に「萬鉄五郎多面体展」、「岩手近代洋画100年展」、「岩手マンガ百花繚乱展」、「絵で読む宮沢賢治展」、「棟方志功 萬鉄五郎に首ったけ展」、「没後90年 萬鉄五郎展」、「集団N39展」、「村上善男展」、「杉本英一展」、「橋本正展」、「浅沼弘展」、「内村幸助展」、「CAFÉモンタン展」、「追悼 大宮政郎展」他がある。著書に『CAFÉモンタン』(杜陵高速印刷出版部)、共書に『萬鉄五郎 鉄人アバンギャルド』(二玄社)、『大正・昭和期における東北の写真文化』(山形大学映像文化研究所)他がある。
また、地元住民と萬美術館が共働企画した現代美術展「街かど美術館」は、地元の土沢商店街や東和町内を会場に2005年から2014までの10年間に6回開催し、地域活性化の起爆剤として話題になる。2008年からは、「アート&クラフト・フェアー」のマーケット企画も加わり、春・秋の年2回、美術館と地元商店街で開催。毎回70,000人以上を集客するアートプロジェクトとなっている。
現在、(公財)糖業協会美術品委員会特別委員、岩手大学講師ほか、県内外の美術関係の各種委員を務める。花巻市在住。
《伊山からのコメント》
3回目の審査員を務めて頂く我らが萬鉄五郎記念美術館の館長。
生まれも東和町土沢。職場も土沢。
希少な土着の人。
こんなに気さくに頼まれごとを引き受けてくれる美術館の館長って世の中にいるのでしょうかね。審査の日は大学の講義が入っているのですが、どうにか時間を割いて花巻市東和町から駆けつけてくれます。
このプロフ画像、こちらでは全く手を入れていません。カッコいい写真を自ら提出して頂きました。
美術館の企画展覧会もいつも攻めていて、いい美術館なんです。
他県の方々、羨ましいでしょう。ぜひお出かけくださいね!
佐々木 繁美 氏 (10回目)

1949年 盛岡市生まれ
1975年~1997年 (財)盛岡橋本美術館 勤務
1998年~     (財)盛岡市文化振興事業団 勤務
2003年~2005年  盛岡市環境デザイン委員会委員
2005年~2007年  盛岡市都市景観形成推進委員会委員
2010年~2018年2月   岩手県立美術館協議会委員
2013年~2015年 (財)盛岡市文化振興事業団 盛岡市民文化ホール館長
〜2022年 (公財)盛岡市文化振興事業団 盛岡市民文化ホール(マリオス)相談員
2022年3月 退職
盛岡市在住
《伊山からのコメント》
すっかり隠居生活が板についてしまった繁美氏ですが、相変わらず優しさと鋭さを兼ねそろえた視点で作品をみて、安定の審査をしてくれます。
盛岡の美術に関する懐かしい話をたくさん知っている歩く美術手帖。盛岡の方もなかなか出会えない妖精のような存在になった繁美氏ですが、こちらもしつこく審査をお願いしています。
種倉 紀昭 氏 (11回目)

1944年 東京都杉並区生まれ
1970年 東京教育大学大学院教育学研究科美術学修士課程修了
1977年 岩手大学助手に着任
1982年 個展「サエグサ画廊」銀座
1986年 東京芸術大学田口安男教授にテンペラを学ぶ(文部省長期内地研究員)
1991年 パリ大学第1(文部省長期在外研究員)
1993年 4人のそれぞれの平面と立体展「アートギャラリー環」京橋
2011年~2022年 オーロ遊び展 「アートスペース泉」いわき市
現在 岩手大学名誉教授、日本美術家連盟会員、主体美術協会会員、盛岡市在住。
昨年は顔芸で挑んだプロフ画像でしたが、今年はやはり小道具を持ち出しました。
バイクなのにたくさん小道具を持って撮影だけのために彩画堂に。
またふざけてしまった…と思ったけどなんかいい感じになりましたよ先生。シュールな絵画っぽい。
ちょっとカッコよすぎかもしれない。
そんなはずじゃなかったのに。もっとあちゃー、またやらかした!って言いたかったのに、なんだかカッコいい。
絵が描けるならこれを100号に油彩で描きたい。
よく分からないものを咥えてケムリ〜とか言ってましたけど、いや普通にカッコよくなっちゃった。
ダメだダメだ。こんなんじゃ「シン」審査員発表じゃない!
ちゃんと落としてくれなきゃ示しがつきません。
なかよしのなまけものとコードを使って通信を試みる画家

なんかもう制作に飽きちゃった画家

F0号の白亜地パネルを前に構想を練っているうちにねぷかけ(盛岡弁で居眠り)しちゃったんですが、やたらとデカいパレットが気になる。
(F0描くのにそんな大きなパレット使うんかーい!というツッコミを心の中でお願いします)
手前にあるのは天秤。
厳正な審査をする意気込みが感じられますね!
うさぎちゃんの真剣な眼差しが唯一の安心材料です。
口からケムリを出すような、ナマケモノをやたらと愛でるような種倉紀昭氏ですが、先日令和7年春の叙勲で瑞宝中綬章(教育研究功労)を受章されました。
おめでとうございます!

今年もこの4名の審査員がみなさまの力作をじっくり見て厳正な審査をいたします。
審査日は6月2日9:00から。
作品応募締切は5月31日(土)18:00です。
渾身の1点をスタッフ一同お待ちしております!
文責
アートショップ彩画堂
代表 伊山小枝子
お知らせ一覧に戻る